2008年3月29日土曜日

ご来場、ご支援ありがとうございました

「鴎座」第Ⅱ期上演活動2、『ダントンの死について』は、3月27日、無事、千穐楽を迎えました。会場にお越しいただいた皆さま、ならびに、サイトを通して本企画に関心を寄せていただいた皆さまに、こころからのお礼を申し上げます。
今回の上演成果をふまえ、「鴎座」は次の一歩へ歩みだします。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
「作業場日誌」も、これで一段落。休まず作業場からの報告を書いてくれた、学芸担当の川口智子さん、ご苦労さまでした。
「鴎座」主宰 佐藤 信

2008年3月27日木曜日

3月27日 千秋楽

鴎座『ダントンの死について』本日千秋楽です。
12時現在、残券あり、お席のご予約承ります。
080-6775-2058(鴎座)までご連絡ください~。

2008年3月23日日曜日

3月23日 中日

本日で、5ステージ/4日終了いたしました。
残り、4ステージ/4日!!!

笛田さんが、「あと4回しかないなんて、名残惜しくなるかもな。」
なーんてぼやいている楽屋。

2月10日に稽古INして、あっというまの5週間が経過し、本番が始まりました。
本番ももう半分が終わりました。
毎日、毎回、違うものが出てくるので、それを1回1回見ているだけで、こんなにも早く時が過ぎるなんて!

2008年3月20日木曜日

3月20日 『ダントンの死について』開幕!

本日、『ダントンの死について』初日!
寒い外気とは裏腹に、HOTな鴎座@theatre iwato

今日はアンケートの回収がありませんでした。
お客さんの声も聞いてみたい!

2008年3月19日水曜日

3月19日 武内靖彦

本日のMENU
最後の舞台稽古

さて、明日を初日に控え、最後に登場するのは、武内靖彦さんです。
武内さんは、舞踏家ですが、ご専門は?

・・・

今回は、上演用テクスがあって、それをベースにした即興になりますが、一番印象強い一節はどこでしょうか?

・・・・・

武内さんは、男3ということで、特に割りあてられた台詞はないと思うのですが、なにか喋りたくなることはあるのですか?

・・・・・・・

明日から初日ですね!
楽しみです!

2008年3月18日火曜日

3月18日 リピーター制度あります。

本日のMENU
通し×2回(劇場・衣装あり)

劇場空間になって通し。
稽古場にいるときから、いつも舞台むかって右手側から見ていたので、
本日はじめて左手、しかも劇場の後ろのほうからみてみた、
そしたら、まったく違う空間が見えて、テクストも全然聞こえ方が違う!!すごい!!
明日はどこから見ようかしら。

視点を変えてみたいお客様に、
とってもお得なリピーター割引、あります。
  一般2000円、学生1500円

2008年3月17日月曜日

3月17日 笛田宇一郎


本日のMENU
劇場にて終日テクニカル・リハーサル

合間を縫って、笛田さんに話を聞いた。
笛田さんは、2006年の鴎座第Ⅱ期上演活動1『ハムレット/マシーン』にも出演していました。
今回は長いキャリアにもかかわらず、「初めて舞台上で靴を履く!」そうです!!

笛田さんは、鴎座が二回目になりますが・・・?

前回以上に信さんがたのしい稽古場を開いてくれてうれしいです。

今回はビューヒナーの『ダントンの死』からのinterpretation『ダントンの死について』になりますが、前回の『ハムレット/マシーン』と比べてなど、なにか、新しい印象はありますか?

『ダントンの死について』の台詞を、ダントン本人が喋ったことばかどうかは知らないけど、
ふと「ダントンという人がいたんだ」と感じる瞬間があります。
テクストを読むだけでなく、稽古をしていて、「ああ、そうか、ダントンいたのか」と感じる。
それは、『リア王』や『ハムレット』とはちょっと違う感覚だったなぁ。
もちろん、ビューヒナーの書いた登場人物ではあるんだけどね。
広げると「フランス革命」という事実があったんだという感じ。

では、最後に初日が近いので意気込みを!

死ぬ1ヵ月前の人間は意気込んじゃいかん!
現実感覚そのものが、きわめて希薄な状態、現実を現実として、ものをものとして認知しないような。
だから、意気込んではいかん!という意気込み!

ありがとうございました★

2008年3月16日日曜日

3月16日 劇場仕込

終日、劇場仕込。
今日は1日、学芸から制作に転身して、楽屋の整理、チケットの整理、当日受付の打ち合わせ、パンフレット製作等々。
その間に、着々と仕込みが進む。
舞台の全貌をお話したいところではありますが、
それは本番のお楽しみということで!!!

2008年3月15日土曜日

3月15日 水無潤


本日のMENU

最終部分の稽古

通し×1回


お待たせしました。

つづいて、水無潤さんをご紹介~。
水無さんは、今回、演劇には初参加とういうことで、しかも、「鼠」の役なんですね。
稽古場の感想を聞いて見ました!
毎日、楽しいですよ。
と笑顔の水無さん!
もっともっとなんか話して、感想とかないですか~、とねだって、
稽古場メンバーへの一言コメント、いただきました~。
笛田さんへ:稽古で股間をけってごめんなさい。
KONTAさんへ:ラメラメにしちゃってごめんなさい。
武内さんへ:三点倒立楽しみにしてます。
直ちゃんへ:もう謙虚だとは言わせないよ。
信さんへ:また、ぶつかってください。
標準アクセントで喋らない水無さんのコメントが、全部カタカナで聞こえます~。

2008年3月14日金曜日

3月14日 ホワイトデー

本日のMENU

通し×2回


大体、毎日2回通しをしているわけですが、
昨日も今日もどういうわけか、2回目のほうがちょうど10分くらい長くなる。
沈黙とか静止というものに、大胆になるし、いられるようになるんだろうか。

ここまで順調にやてえきた稽古も明日1日やったら、小屋入り。
3階の稽古場から1階に移ってどうなるのか。楽しみ。ドキドキ。

といいつつ、
通しをみていて、まだわからないところは出てくる。
だから、目の前で展開されるおもしろいこと喜ばないよーに、じっとしてみる。

2008年3月13日木曜日

3月13日 KONTA


本日のMENU

通し×2回


出演者紹介、第2弾!!!!

KONTAさん登場☆今回の作品の魅力について伺いました♪
もともとのビューヒナーの原作の魅力は、どんなようにもとれる、得体の知れなさ、多様性。それによって、半ば騙されたように(この作業場に)集まっちゃったわけだけど・・・、なんで自分なんだろうと思っても、おもしろそうだから来ちゃって・・・
やってみると、今でも変わらない、とか、自分のことだったんだ、とか、いわゆる「稽古馬鹿」みたいな状況かもしれないけど、何でも「これはダントンだ!」って思ってしまって!
今やもう170年も前になるけど、今日、これ(ビューヒナーの『ダントンの死』)を俺がやるために書いてくれたんじゃないか、ってそれくらい今に通じてると思う。
信さんがビューヒナーに魅せられて、再構成したものであるんだけど、それで「なるほどそうか!」と腑に落ちる。見ている人にとっても、「ああ、そうか」と見えると思う。それが好ましいかどうかは別として。怒るなら、怒ってくれ!!!
とういうことで、
全国のKONTAさんファンも、全国のKONTAさんに怒りたい人も、是非是非iwatoに足をお運びください!!!

2008年3月12日水曜日

お休みⅳ

本日、終日お休み。
明日からの稽古にむけて、個々の構築作業?

2008年3月11日火曜日

3月11日 距離

本日のMENU
通し×2回

昨日の夜、パンフレットの原稿を書いていたら、
いまさらながら、「わからない」の精度をあげていくことの必要を感じた。
わたしにとって、「廃墟」は風景に見えてしまう、実感のない、切迫感のない、遠い存在。
でも、それが身体を通じて感じられるとき、その感覚は肉感的になる。
実際には触っていないものに触れる感触。
自分の中にある距離感。

明日はお休みなので、出演者・演出部などで軽く飲み会。
休みがあければ、一気に初日まで突き進む!

2008年3月10日月曜日

3月10日 雨ふり

本日のMENU
通し×2回

お互いの台詞を聞くこと。
「聞く」というポーズではなく、単純に「聞いている」

5人のそれぞれのテクストが構築され、
どこがつながらないのか、うまくいかないのか、
単なる段取りになっているのはどこか。

今回のように即興で成立する芝居であっても、
出演者はストーリーを知っている。
台詞を知っている。
だけど、単純に段取りになると具合が悪い。

2008年3月9日日曜日

3月9日 録音

今日は、神楽坂近辺で、録音のロケ。
風がちょっと冷たかったけど、天気もよくて、
素敵なお散歩にもなりました。

明日からは通し稽古。

2008年3月8日土曜日

3月8日 初☆通し稽古

本日のMENU
初めての通し稽古

声の出演者も集合して、10人くらいのギャラリーを前に初めての通し稽古。

2008年3月7日金曜日

3月7日 滝本直子


本日のMENU


13円筒 14痕跡 15情熱 16怪物 17断片 18眩暈 19挿話/美しい窓 20音楽 21大地/鏡像 22機械 23テロル
今日で、構築へ序章が最後まで到達。

ということで、
出演者の登場です。
まずはじめに、滝本直子ちゃん!
稽古の手ごたえ、おもしろさを聞きました。

異種格闘技戦。
その中でタッグをくむ人あり、全部をシカトする人あり、気迫でとっぱらってる人あり、気迫で過ごしている人もあり、
毎日毎日、小鹿のような気分になる。

しかし最近は私も1ファイターとしていかに戦闘態勢にもっていき、全員ぶったおすかって考えてる。

稽古場では生意気だと言われている。女性が2人しかいないのに、二次元の地球防衛軍(滝本)vs三次元(水無)で、3Dのほうが謙虚。必ず地球防衛軍が勝利をおさめて、みなさんを安心させて、いつものチャンチャンといけるように1人1人のファイターと闘っていきます!

稽古場の思い出としては、初めてヨダレと鼻水をたらした。


小鹿?地球防衛軍?よだれ?という感じですが、元気に生意気に、今日も戦ってください!




2008年3月6日木曜日

3月6日 一歩、一歩

本日のMENU
1ゲーム 2飼育 3木馬 4挿話(思い出/溺死者の?) 5告発 6ダンス 7子午線 8地球空洞説 9待機 10彗星(幽閉者の夢想) 11風景(真昼) 12移動祝祭日 13円筒 14痕跡 15情熱 16怪物  
までシーンの構築


舞台上で他人の言葉を発するには、日常の体をそのままに持ち込むことはできない。
フランス革命をななめ横から見ていたビューヒナーの言葉にどれくらいの「なにか」を感じるか。
感動をぐっとこらえて、搾り出せ。

2008年3月5日水曜日

3月5日 テクスト

本日のMENU
1ゲーム、2飼育、3木馬、4挿話/思い出(溺死者の?)、5告発、6ダンス、7子午線、8地球空洞説、9待機、10彗星(幽閉者の夢想)、11風景(真昼)、12移動祝祭日、13円筒

・1~10まで×2回
・1~13まで×2回

稽古時間が昨日から1時~9時に設定されているので、ゆったり焦ることなく、着実な一歩を歩んでいく。

『ダントンの死について』のドラマツルギーは、男1、2、3、鼠、女の5人のそれぞれのテクストが成立しているときに初めて流れる。特に即興を使いながら、その流れの中になにかをぶつけていって探していく今回のような作業では、その場で編み出される個々の身体のテクストと、『ダントンの死について』というテクストを両目の端で睨んでいるような感じ。


今日、最後のランの時に、4回目となる武内さんの身体の分節化にトライ。
実は3日の最後のランでもやってみたけど、視点がテクスト(本のほうの)にひっぱられるぎて、まったく上手くいかなかった。そこで、今日は武内さを中心にすえて、空間はもう少し広く見ていくことに。

演劇はテクストがあるのだから、舞台上の人はそこで何が起こるのかを知っている。その手続のような流れを知った上で、その場で生起するものをつかまえる。体の状態で言えば呼吸、関係性で言えば空間の広がりを基本にして分節化に挑戦しているわけだが、こちらの視点がさだまらなければうまくはいかない。ただ今回は贅沢にもその視点をいろいろと探してみたい、文節化の序章の断章みたいなことをしているのだーー、と、今日は沢山の収穫。

2008年3月4日火曜日

3月4日 ビューヒナー

本日のMENU
1~3場
特に2飼育、4挿話/思い出(溺死者の?)、6ダンス
中島裕昭先生によるビューヒナー『ダントンの死』のプチレクチャー

今日は台本協力の中島先生が来て、『ダントンの死』についてのお話をしてくださいました。ビューヒナーというさっか、また『ダントンの死』という作品に対しては、様々な解釈・評価(ただしその殆どが賞賛)があります。単純に分析・類型化することのできない内容・テーマの多様性から、解釈不能と思わせるような難解さを孕んだものとして捉えられる理由でもあり、同時にそれがビューヒナー作品が現代との関係においてもつ(上演)可能性にもつながっているのでしょう。

ビューヒナー作品とその作品に与えられているイメージ
 『ダントンの死』・・・革命劇??
 『レオンスとレーナ』・・・メルヘン劇?? 寓意劇?? 哲学劇??
 『ヴォイツェク』・・・犯罪者心理??
 『レンツ』・・・芸術家、文学者の悩み??

『ダントンの死』の中心的な解釈
 ・ビューヒナーはロベスピエール派である。
 ・革命への諦念
 ・ロマン派に属する作品
 ・精神分析から人間の本質を描く作品

テクストを読むの中で私がおもしろいと思うのは、ダントンの個人的な発言、女性の登場人物の台詞のほとんどはビューヒナーが書いている、ということ。(政治的な台詞・演説のシーンなどは出典がほとんどある)やっぱり、ダントンが劇中で関わる女性ジュリー、リュシール、マリオン、ロザリー、アデライドの5人の女性たちが何を訴えようとしているのかが、とっても気になる!!

2008年3月3日月曜日

3月3日 雛祭

今日の稽古場にはKONTAさんがいない。
それに、珍しく11時(午前中!)から昼過ぎまでの短時間稽古で、
なんだか、そわそわしている。

本日のMENU
1 ゲーム ~ 9 待機
特に 4 挿話/思い出(溺死者の?)

第2週までやっていた台詞を「ことば」で覚える作業は、
この段階まできて台詞が自由になるために絶対必要なものだったことを確認。
発語するときに、偽の次元のものにせず、
そこまでにつくった身体に沿わせて発する。

明日から稽古が13時~21時の長丁場。

2008年3月2日日曜日

お休みⅲ

稽古、お休み。
ブログも小休憩。

2008年3月1日土曜日

3月1日 春めいてきた

本日のMENU

 1  ゲーム
 2 飼育
 3 木馬
 4 挿話/思い出(溺死者の?)
 5 告発
 6 ダンス
 7 子午線
 8 地球空洞説
 9 待機
10 彗星
11 風景(真昼)
12 移動祝祭日

シーンの構築
通しで3回

今日も、3回目はパフォーマンス全体でなく、武内さんだけを見てみた。
舞台上の身体をどう記述するか。
稽古前に信さんから「分節化の視点を定めれば」という指摘をいただいたので、それももっともだと思い、
どのような視点から分節化することが可能か、という問題を設定し、約40分の即興に目を凝らす。
いろいろと書き留めたことはあったけれども、とにかく印象に残ったのは、武内さんの中で流れている時間がものすごい猛スピードだということ。昨日の試みでも分っていたことだけど、私の頭の中の言語で追いかけていけるような次元の速さではないということ。

もうひとつおもしろかったのは、武内さんだけを見ているにも関わらず、他の俳優の台詞がすんなりと耳に入ってくるということ。

もう一歩!